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2017/10/09

[UMI・SHIRABE] レポートby Satoquo Seino

~天然トラフグの生態調査、資源管理~
 -自らに厳しく、合意形成の極意―


ふぐ鍋が恋しい季節でしょうか。
天然魚とはよく考えれば野生生物。漁業は野生生物採集。天然魚が育つには天然の海の力に依存するしかありません。
これは当たり前のようですが、意外と意識されていないかもしれません。

宗像は天然のトラフグの漁業で有名です。特に注目されているのが「資源管理」。外海を泳ぎ回る野生のトラフグをずっと漁獲するには、乱獲しない!が大事です。それには、トラフグの生態に関する知識が不可欠です。
いわゆる「生活史」といわれる生態学的情報は、その生物が生まれ、育ち、繁殖し、命を終える場所や環境を特定し、その間の成長や行動をて、次世代がまた群れを継いで行くという「生命の環」のことです。

 トラフグについて、絶滅させずに美味しくいただく努力をしたのも、宗像の漁師たちです。漁獲した魚の体長や、胃内容物(何を食べているか)などのデータを自らとって生態調査をしてきました。
※この調査内容を詳しく知りたい!

その結果
・目の前を魚群が泳いでいても、我慢して見逃すこともある
・獲れたけれども、サイズが小さい場合には、放流する

さらには、魚や海につての啓発活動も実施。
・他の漁協や他の地域の漁師に同調してもらうには、自らに一番厳しくする。
(これはすごいこと。ここまでしないと求心力生まれない。)
他が30cm以下のトラフグは放流する規則にしたら、自分たちは35cmにする。
※このドラマは是非詳しく知りたい。

・ただ勢いで5cm大きくても逃しているのではなく、漁業的、生態学的な理由があるという。
※この微妙な判断も詳しく知りたい。

・乱獲せずに水産資源を守って、単価を高くする努力をする。
それには消費者の理解が必要。
漁協前の直販所、道の駅、ホームページ、フェースブックなどで発信。

・さらには、お魚料理教室を、宗像市民や学校向けに実施。
 学校教育、生涯学習の一端も担われています。

資料:九州・山口北西海域トラフグ資源回復計画
http://www.jfa.maff.go.jp/kyusyu/sigen/pdf/torafugukeikau.pdf





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